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基本的に探してもあまり見つからなかったニッチな情報を書きます。

シンガポール航空 PPSクラブ会員への道のり

以前シンガポールに住んでおり、空港のゲートで優先登場の際によく耳にしたPPSメンバーという言葉。クリスフライヤーの上級メンバーのことを指すのだろうと思っていました。シンガポールに住む多くの日本人がそうするように私もANAの上級会員を目指していたので気にも留めませんでした。

少し前からとんでもなく出張が多くなり、2017年も約4ヵ月でANAのダイヤモンドメンバーに昇格しました。そしてこれまで不特定だった出張先が南アに絞られるようになり、興味本位に東京~南アで利用可能な航空会社の上級メンバーを目指してみようかなと思い立った次第です。

 

クリスフライヤーを調べてみるとエリートシルバーとエリートゴールドについては乗ってマイルを貯めてそれぞれ25,000、50,000を最初の積算から12ヵ月以内に貯めると昇格します。わかりやすいです。

PPSですが、PPSクラブ会員とその上のソリティアPPSクラブ会員になるためにはそれぞれ25,00PPSバリュー、50,000PPSバリューを12ヵ月以内に貯めてください、ということでした。PPSバリューって何だろう、どうやって貯めるのだろう...。

東京オフィスに電話しました。要はどれだけシンガポール航空の収益に貢献したかで与えられるメンバーシップでビジネスクラス以上の場合のみ積算され、ブッキングクラスによって決定し、計算自体はシンガポールにあるシステムで計算するそうです。

少し驚いたのがPPSバリューとマイルは別々に積算できるとのことで、PPSバリューはクリスフライヤー会員番号のみの積算ですが、マイレージANAで積算可能。オンライン上の予約の際はマイレージを積算したい会員番号を入力し、登場当日のチェックインカウンターでPPSバリューはクリスフライヤーでと伝えるとのことでした。但し、この仕組みを理解している方が少ないようで一旦マイルだけ貯める会員番号で搭乗し、後日PPSバリューのみ事後積算(6か月以内)するという方が確実だそうです。誤ってクリスフライヤーの番号にマイルが積算され、ANAで貯めたかった...OTLという事案が発生しているそうです。

私も伝えたのですが明らかに?という表情になり、しどろもどろ“それはWebで”という回答がきたので、そうですよね~と微笑んでおきました。シンガポール航空の方によるとPPSバリューの事後積算は東京オフィスに連絡し、専用の用紙をメールでもらい、メールで送り返すと登録して頂けるようです。返送したその日に登録が完了しました。

さてどれくらい貯まるのかということですが、羽田~シンガポールヨハネスブルグビジネスクラス(J)で往復したところ、9,463 バリュー積算されました。マイルが21,752貯まっていますので半分以下ですね。ちなみに東京~シンガポール間だと約1,691バリューとのことで、PPSメンバーになるにはビジネスクラスで8往復程度必要という計算になります。Cクラスだともう少し率が良いのかもしれません。

シンガポール航空はPPSクラブになって初めてビジネスクラスラウンジが利用できるようになります。(エリートゴールドではクリスフライヤーゴールドラウンジ)そもそもPPSバリューを積算できる=ビジネスクラス搭乗=ビジネスクラスラウンジ利用可能なので仕事はビジネスクラス、プライベートはエコノミーという方が威力を発揮するのでしょうか。

また8往復もすればANAプラチナやJALサファイアにも到達可能です。チャンギ空港ではクリスフライヤーゴールドラウンジしか利用できませんが、日本ではビジネスクラウスラウンジが利用可能です。チャンギ空港利用頻度が高く、ラウンジはビジネスじゃないと物足りない、という方が目指す価値があるのでしょうか。他のPPS特典はなれそうならもう少し真剣に見ます。